マッシュアップアワード10でオープンデータ部門賞を頂きました(100万円ゲッツ)



MAというと、日本でも有名なコンテストらしいですね。

まさか出場することになるとは思っていませんでしたけど。

 

MAは部門賞に20万円がでます。その他に報奨金が80万円でるので,

合計100万円になりました。少ないですね。GEEOの価値はもっとあるはずです。

 

よかったと思う点と残念な点を挙げていきましょう。

よかった点

1. 10代の人達がいたこと

これは大きいです。日本の場合、プログラマー = SE・PGと考える人が多くて、待遇がその職責の割に悪すぎる傾向があるので、目指そうと思うのはよほどのことがないとありえません。プログラムの書けるエリート層ってあんまり見ないですね(もちろん、いますけど、法律・経済勉強して文系採用ってのが多いですね)。

 

2. IoTとかをとりいいれはじめたこと

これ、自分でWebエンジニアと言っていて、IoTやっている人がいるわけですから、これは能力を高めたりするためにはいいんじゃないでしょうか?ハードウェアはよくわからない故障とかもでるので、ここの対応ができるのはよいことだと思います。Web -> ハードウェアみたいなパスもこれからでてくるのかなーと(かなり難しいところもあえいそうですけど)。

 

残念な点

1. お金の匂いがしない

これ、超重要。自分のことは棚に置いておきますが、「お金を稼ぐため」というよりは「つくりたいものをつくる」という部分が強すぎる感があります。もちろん、否定はしませんし、それによって発展したこともあるのでいいのですが、技術屋じゃない自分からすると、もうちょっとぎらついていて、お金になりそうじゃん、なんか新しい市場ありそうじゃんみたいなものもあっていいはずです(趣旨とずれるんでしょうけど)。そうすることによってエンジニアの価値や待遇、周りの目線というのは変わっていくと思いますし。

 

2. アルゴリズムを考えたサービスがほとんどない

工学の人達の祭典なんですね。みていると。理学というか、数学的なモデルを感じさせるサービスがほとんどないというのは残念です。打ち上げでも、数学的な話がでてきたのはあんまりなかったかなーと。まあディープな感じになってしまいますが、こういうのは世の中には必要なので。数学的なアプローチは、極端なことをいうと、基礎体力の部分があるので、こういうことが好きな人達が増えた方が、全体的な底上げはできるのかなと。日本の現状だと厳しい気がしますけど。

 

こうみると、「理系のなかでも理学系の人がプログラマーになる、選択するメリットがある」という環境があるのが大事なのかなと。これ、僕は普段から感じてますが。

 

ちなみに、高校生には「線形代数(行列)と確率論はちゃんとやった方がいいよ」とかいってました。まあ、おっさんになりました(笑)。