「データ分析ネタ」不動産の賃貸市場をみてみると...
まあ、小ネタではあるんだけど。
例によって、不動産の賃料。
実際の賃料から予測した賃料を引くと差分ができる。
この大きさというか、分布が現在の市場を表す。
ちなみに、この予測した賃料の精度は80%くらい(日本全体ね)。
精度が100%じゃないから、歪みがあって儲かる人もいれば損する人もいる。
で、100万件だけ取り出して、分布をみてみた(ヒストグラム、これは±200,000円の部分だけ)。
すると、下記のようになった。
* 賃料が30万円以下の場合を取り出している。
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最小値 : -154,700円
中央値 : -79円
平均値 : 1,592円
最大値 : 236,500円
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賃料は1000円単位が多いから、中央値はほぼ無視していいかな。
平均値がややプラスに傾いている。つまり、理論価格よりやや実際の価格が大きい傾向にあるということだ。日本全体でのお話ね。
わかりやすく解釈すると、やや貸主優位の市場になっている、需要の方がやや強いということだ。たぶん、今くらいから3月末くらいまではこの傾向は続くんだろうな。
借主の立場で行動するのであれば、下記のようになる。
1. 2,000円くらいは値引交渉する
2. 契約しない
長い目で見たときには、この差は市場の歪みでしかないので、徐々に修正されていく。経済学の基本だ。
選挙後にこの市場がどうなるかをみるとおもしろそうだな、と思う。